Our History & Name

私たちの歴史と名前の由来

デネブは、世界遺産の保護と体験型旅行の分野における実績と専門知識があり、なお情熱を持ち続けている経営パートナーが参画して誕生しました。

私たちのDNAの基盤となるアトリエ・ラパスは、1990年代初頭にコスタリカで持続可能な保全型観光を開拓した先駆者で、この分野に特化した企業です。

アドベンチャー、歴史、食、文化、またウェルネスといった特定の分野での観光商品を開発し、1996年以降、観光地となる地域や起業家を支援してきました。

科学、建築、デザイン、文化、芸術、ファッション、ビジネス、メディアなど旅行業界にとどまらない幅広いネットワークを持つ私たちは、2006年以降そのネットワークを活用し、地球上で最も寒い極寒の地から、私たちだけに入ることが許された世界で最も著名なメゾンに至るまで、自然や文化を愛する人々をユニークな場所にお連れしてきました。

私たちが提供するプログラムは、特別にコンタクトできる著名人、知識人、クリエイターとの関係を通して得た知見、事情をよく知る人との関わり、そして信頼関係に基づいて構築されており、こうしたコンテンツに対し、多くのお客さまからご要望の声をいただくようになり、2019年にデネブを立ち上げました。

デネブ

DENEB


「デネブ」という名前は、北天で最も明るい星の一つであり、晴れた夜に光学機器なしで見ることができる最も遠い星の一つでもあることに由来しています。ラテン語で「白鳥」を意味する「はくちょう座」に位置し、太陽の200倍の大きさを持つ青白色の超巨星は、私たちにとって次ような意味を持っています。

Exploration

探検

私たちのDNAには、偉大な冒険家や伝説的な探検家の精神が受け継がれています。「デネブ」は私たちにとって、その名の由来となった星と同様に、探検、航海、発見、熟考、進化の精神の象徴です。

Heritage Preservation

遺産保護

私たちの夜空は、私たちの祖先につながる聖なる糸です。残念ながら、光や大気の汚染を伴う都市化によって夜空の美しさが失われ、世界の多くの「不思議」が失われていったのと同様に、子供たちが本当の夜空を知らないという事態さえ起きています。それゆえ、「デネブ」は、世界遺産を保護し未来の世代に伝えたいという私たちの願いの象徴でもあります。

Connections

つながり

例えば、古代ギリシャでは白鳥にまつわる複数の物語ではくちょう座が登場していました。また、中国や日本、遠くはアイルランドの民間伝承では、デネブは天の川という「川」に架かる橋の守護者という特別な役割を担っています。こうしたことから、デネブは私たちにとって、志を同じくする旅人と、旅人が訪れるコミュニティとの間に橋を架けるという旅の本質の象徴的な存在です。

What we do

デネブの活動

デネブは、非日常をデザインするエクスピリエンスデザインカンパニーです。

お客様のあらゆるご希望や趣味嗜好をお伺いし、旅行のスケジュール管理も柔軟に対応するオーダーメイドのカスタムトラベルデザインなどのサービスを提供しています。

私たちがデザインさせていただく旅は、お客様に特別な体験、非日常を味わっていただくために、レジャー要素に加え、旅先の文化、歴史の情報、自然の知識、また地元の方々と触れ合う機会を設けています。

非日常の体験が、身体・精神・知性の向上につながる冒険や体験になるようデザインしており、このような旅を求める方々に向けてコミュニティーを形成するために特別なイベントなども定期的に開催しています。   

Our Vision

私たちのビジョン

デネブの創業者は、シベリア北極圏、カムチャッカ、ケベック・ラブラドール半島など世界の辺境の地で、調査や映画撮影に従事してきました。そして、18,000年前のマンモスの骨を回収するといったユニークな発見や活動から、アジアからアメリカまで広く見てきた地域における先駆的な冒険への高揚感や、強い貢献意識を共有したいという思いが生まれました。

デネブの設立は、地理的、文化的に非常に多様な背景を持つ人々の出会いから始まり、夢、世界遺産への愛、そして不断の学び、意味と目的を通して人生を向上させたいという思いに基づいて行動してきました。

多くの人々が私たちの集団運動に参加してくださるようになり、世界にさらなる変化をもたらせることは幸せなことだと感じています。

Our Commitment To Act

行動へのコミットメント

意識を持ち、信頼される旅の提供をデネブの価値観と約束

デネブは、創業者が長期にわたって取り組んできた持続可能な、そして遺産保護のためのツーリズムを継続するために以下のような深い倫理観に基づいて設立されました。

還元

私たちが関わる全ての受け入れ地域の環境、社会・文化、世界遺産保護プロジェクトを支援します。

地球環境

生態系の持続可能性と生物多様性の保全のために行動します。

私たちが関わる各ホストコミュニティにおいて、社会的平等、文化的活力、経済的繁栄に貢献します。

遺産

将来の世代のために、地域の世界遺産を社会的・文化的・経済的な資産として保護・保全します。

Conscious and Responsible Travel

コンシャス&レスポンシブル トラベル

観光が自然環境や地域社会に負の影響をもたらしてしまう側面があることは否めませんが、一方で、世界遺産の保護・保全や、人々の持続可能な発展のための重要な役割を担っています。観光業は世界のGDPの約10%を占め、125カ国以上の経済に大きく貢献しており、世界中の10人に1人の雇用を提供し、発展途上国のうち83%の外貨獲得の主要な担い手でもあります。

近頃、世界を混乱に陥れたパンデミックにより自由な旅行が困難になったことで、特に発展途上国においては経済的利益獲得の機会が奪われ、地元企業の崩壊し、

失業や貧困の増大、地域社会や家庭内での暴力の拡大といった問題に加え、密猟の増加により野生生物が被害をこうむり、世界遺産が危機に瀕するといった厳しい状況に陥るケースも報告されています。

デネブは、社会と環境に対する責任を誓います。環境への影響を軽減し、観光地の地域社会に利益をもたらし、地元の人々の将来の生活に貢献できる活動となるよう取り組みます。そして、未来の世代のために、観光資源を確実に保護できる方法でのみ、事業を行うことを約束いたします。

Climate Change

気候変動

気候変動と闘うための「1.5℃目標」の意志を支持します

2015年の「国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)」で合意されたパリ協定。すべての国や地域がその約束を果たしたとしても、地球は2100年までに3.2°C上昇するという温暖化に向かっています。したがって、最大1.5℃の温暖化という目標を達成するためには、抜本的かつ迅速な行動の変容が急務です。
私たちの業界が環境に強い影響を与えていることは否定できません。航空は世界の炭素排出量の約3%を占め、乗客一人当たりの排出量がどの輸送手段よりも多いのは事実、

航空業界が技術革新や非化石燃料の研究を加速させても、実現可能でかつ持続可能な解決策が実装されるまでには何年もかかるでしょう。 ですから、私たちの事業や活動の脱炭素化が不可欠であると考えています。当社の炭素管理プロセスでは、事業による炭素排出量の分析、排出量削減の機会の特定とともに、私たちが影響を与えられる範囲でのプロジェクト支援を通して、不可避である排出量を軽減することに重点を置いています。

Analysis

分析

カーボンフットプリントを削減するために、まず排出量を分析します。フットプリントを削減するための最初のステップは、排出量を測定することです。

Reduction

削減

排出量を測定することで、オフィスでの二酸化炭素排出量、移動時の二酸化炭素排出量、旅行時の二酸化炭素排出量をさらに削減する方法を特定します。

Compensation

補償

デネブは、温室効果ガスの排出量を削減し、エコシステムを強化し、地域社会を支援するプロジェクトを通して、環境的債務を補償します。

私たちは、炭素隔離、生物多様性の保護、エコシステムの回復など、経済的、社会的、環境的に複数の利益を生み出す方法で、自社のバリューチェーン内で気候変動と闘うことが効率的であると考えています。私たちがご提案する旅先でのプロジェクトをご支援いただくことで、お客さまご自身の目で私たちの行動を見ていただけることと思います。 

Climate Biodiversity Loss

生物多様性の損失

生物多様性の保全に貢献するために適切に
考案され、管理された観光地を全面的に支援しています。

豊かな生物多様性こそが最大の魅力で、観光客を惹きつけてやまないデスティネーションが多くあります。しかし、こうした観光地の多くで、観光業の発展が直接的な影響となり、特に沿岸部や山間部での生物多様性損失につながっています。人間が環境を利用した結果として生物多様性の損失が引き起こされ、森林、湿地、サンゴ礁が減少・消失し、絶滅が危惧される、あるいはすでに絶滅してしまった種が増加しています。マス・ツーリズムは生物多様性損失の根本的な原因のひとつです。

一方で、小人数でニッチな旅を手がけるデネブのような観光組織が、脆弱な地域の持続可能に維持管理するために行動を起こすことは重要な役割であると考えています。 デネブでは、生物多様性保全のために適切に考案され、管理された観光地を全面的に支援しています。これは、生物多様性という資産を守るための投資という直接的な貢献と、生物多様性を保全することにより、貧困層の環境悪化リスクを軽減するという間接的な貢献の両方を意味します。

Animal Welfare

動物愛護

多くの観光地が、動物と楽しむアクティビティを基にしたブランディングを展開したり、地域の開発をしています。こうしたアクティビティは旅行者にとって忘れられない思い出になる一方で、動物に対してはネガティブな影響を与えかねません。

Wild animals

野生動物

デネブでご提案するアクティビティでは、野生動物を利用しません。

  • 野生動物は科学的に推奨される距離をおいて観察し、彼らの生活を乱すべきではないと考えています。
  • 野生動物をなでたり、一緒に散歩をしたりという類いの、いかなるツアーにも関与しません。
  • 動物園や動物ショーへの来園、象乗り、人工ウミガメ孵化場などの施設訪問について推奨はしていません。  


飼育されている“野生”動物を取り上げ、2015年に公開された長編ドキュメンタリー「Blood Lions」では、残酷で虐待ともいえる終わりのないサイクルを、旅行者がいかに支援してしまっているかが明らかになりました。現在、南アフリカでは、8,000頭以上の肉食動物(主にライオンやチーター)が飼育され、搾取的に観光利用されています。デネブは、「Blood Lions」のチームと協力して、「Born to Live Wild(野生に生きるために生まれてきた)」という誓約書に署名しました。この誓約書は、アフリカにおける肉食動物の繁殖と搾取の負のサイクルに加担している事業者とは、故意には決して協力しないことを約束するものです。またアフリカの中で私たちが推薦する国々で、野生動物保護や経済発展に向けた取り組みを支援することを誓っています。

Domestic working animals

動物と人間の関係

私たちがご提案するアクティビティをサポートしてくれている、馬、ラクダ、そり犬、トナカイといった家畜動物の福祉や幸福にも取り組んでいます。

「動物の健康維持と記録管理」「飼育場所、餌、水やり」「時間、天候、使用する道具などへの適切な配慮」「ルート評価、事故防止といったツアー管理」「カスタマーエクスペリエンスの公開」といった基準を設け、動物を利用したツアーを提供する業者の配慮と責任を評価しています。

Socio-Cultural Responsibility​​

社会・文化的責任

私たちは、ホストコミュニティのニーズに応え、持続的な経済成長の創出、生活環境の改善、健康と教育の向上、ジェンダー平等の推進、異文化理解と平和の促進など、ポジティブな影響をもたらすことのできる旅のあり方に専心します。

Women empowerment

女性のエンパワーメント

一般的に観光業で働く人の大半が女性です。しかし、女性は下位の役職に追いやられています。また、同等の仕事をする男性よりも収入が少ないのも事実です。さらに、正規の観光教育を受ける学生の大半が女性であるにもかかわらず、キャリアアップの機会に恵まれず、過小評価され、上級管理職になるのは困難です。

現状の変化の割合では、男性と同等の水準に達するまでに100年近くかかると専門家は予測しています。これはグローバル化した今日の世界では、受け入れらることのできない時間軸です。デネブでは、より公平で包括的な経済を構築するための行動が私たちの義務であると考えています。私たちは、健康、教育、経済における女性と男性の相対的な格差を追跡するツールとして、「グローバル・ジェンダー・ギャップ指数」を使用しています。男女格差の大きい国への旅行をお客さまがご希望される場合は、可能な限り女性が経営する企業を選ぶか、場合によってはご依頼をお断りさせていただくこともあります。

読者の皆様には、「グローバル・ジェンダー・ギャップ指数」をよくご覧いただければと思います。旅行をご検討されている国についても、啓発的な発見があることをお約束します。私たちとの対話の際には、このトピックについて積極的にご意見をお寄せいただければ幸いです。

デネブでは、日本で永原聡子、北米でMelody Sinと、女性リーダーが活躍しています。また女性スタッフが全従業員の約85%を占めています。私たちは、男女が平等に働く組織であることを誇りに思っています。

Children’s Welfare

子どもの福祉

特に発展途上国において、観光産業が子どもたちの身体的・精神的健康に悪影響を及ぼす恐れがあることを、私たちは認識しています。

デネブでは、あらゆる形態の児童および青少年の搾取に対して立ち上がることをお約束します。

当社は、協力関係にあるすべてのサプライヤーに対し、子どもの人生のあらゆる側面をカバーし、世界中のすべての子どもたちが権利を有することを定めた国連子どもの権利条約(UNCRC)に準拠することを求めています。

私たちのアクションは、例えば、孤児院の訪問やボランティア活動を提案しません。人身売買や家族の崩壊など、業界の暗部を助長するためです。

近年、バリ、タイ、カンボジアでは、孤児院数が最大で5倍に増加しており、また、8割の子どもたちには片親しかいません。ガーディアン紙の記事では、崇高な目的のために、害をもたらす行為や制度が維持されていることが述べられています。

デネブでは、毎回旅行の前にご参加のお客さまに、行動規範文書をお渡しし、写真を撮る、金品を渡す、物を買うなど、子どもを関与させる有害な行為を控えていただくようにお伝えしています。

Heritage Preservation

世界遺産の保護

世界遺産は一般的に、後世に残すべき文化遺産と自然遺産という概念と認識できます。世界遺産には、文化的景観、史跡、遺跡、建造物群に加え、生物多様性、コレクション、過去および普遍的な文化的慣習、知識、生活体験などが含まれます。

  • 社会およびコミュニティの幸福の重要な一部であること
  • 先住民、地元、地域、国のアイデンティティの本質を形成してきた、長いプロセスの記録と表現であること
  • コミュニティとしてのかけがえのない記憶であり、現在の、また将来の世代にとっても、開発にあたり不可欠な基盤であること

観光地の自然遺産、文化遺産に対し、観光業が与えうるマイナスな側面は多種多様なものがあります。デネブでは、私たちが関わらせていただく観光地の世界遺産や生活文化を尊重し、また向上させ、彼らが大切にしている世界遺産の保全を支援することを約束します。

Message

代表あいさつ

私たちは個人の人生の目的を発見するために、多くのことを共有しています。

私は日本で生まれ、日本とアメリカの間で育ちました。2つの異なる文化の中で教育を受けたことで、世界に対してかなりハイブリッドな視点を持つことができました。法律事務所でキャリアをスタートさせた後、金融業界に移り、最初は法律顧問として、その後は大規模なインフラ案件を扱う金融機関で働いていました。この間、旅行に行ってはホテルに泊まり、ホテルに行ってはホテルに泊まりを繰り返しているうちに、自分のキャリアパスを変えて旅行業界に影響を与えたいと思うようになりました。

そして、2011年の東日本大震災が最後の後押しとなりました。2012年、私は自分の天職を追求するために、弁護士と銀行の仕事を辞めました。コーネル大学を卒業すると、私の方向性は明確になりました。生まれ育った国の伝統を守ることに貢献し、そのユニークさを魅力的な方法で世界に発信することです。

2013年に日本に帰国し、観光・ホスピタリティ開発会社を立ち上げました。小豆島は瀬戸内海で2番目に大きな島で、アートや建築を活用して地域を活性化させることで有名です。また、アマン、ホテルオークラ、パンパシフィック、スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド(世界80カ国に520軒の独立系ホテルがある)など、ホスピタリティ業界とのコラボレーションも行っています。

人生の展望は、新しいライフスタイルや哲学に触れることで豊かになります。リモートで世界のさまざまな情報にアクセスできるようになりましたが、実際に目的地に行って心を開く体験に勝るものはありません。

デネブを通じて、より深い視点で目的地を発見し、そこで知り合った素晴らしい人々とのつながりを深めていただきたいと思っています。私たちは、従来の代理店ではなく、目的を持ったコミュニティです。皆様のお越しを心よりお待ちしております。

代表取締役 永原聡子

Management team

マネージメントチーム

永原 聡子
共同創業者
ルドヴィック レイネ
共同創業者

ホテル運営、外資広告代理店で観光地ブランディング、コミュニケーション(クライアントにはフランス観光庁、PwC, E&Y、Leading Hotels of the World、シルクドソレイユ等)、ホテル開発コンサルティングでの計30年間の実務経験を経てトラベルデザイナーへ。

  • 経歴:アトリエラパズ フランス法人代表、米国大手ブランディング・広告代理店YPB&R (現MMGY Global)のニューヨークオフィスのマネージングディレクター、ホテル実務経験(ル・メリディアン・ホテルズ&リゾーツ(ロンドン、ニューオリンズ、ニューカレドニア)、ハイアットホテルズ&リゾーツ(パリ)、ウィンダムワールドワイド(フランス))、ラグジュアリーブランドにおけるサステナビリティへの取り組みを支援するシンクタンク「1.618コミュニティ」の共同創設者の一人
  • 学歴:グリオン大学学士号(スイスのトップホテルスクール)、コーネル大学ホテル経営学修士号(アメリカ)
  • 対応言語:フランス語、英語
メロディー シン
共同創業者

投資金融とホスピタリティ業界で15年の経験を持つ、戦略と金融のスペシャリスト。誰よりも旅とホテルを利用者側目線から旅の提案を得意とする。

  • 経歴:米国フィデリティ証券とスイス最大手銀行UBSとで合計7年間勤務。UBS香港支店ではアソシエイトディレクターを務め、富裕層顧客の投資アドバイスと投資ポートフォリオの管理を担当。その後、米国に拠点を置く大手ホテルグループ、Wyndham Hotels&Resortsのホテル開発部門でヴァイスプレジデントを務める。Wyndham Hotels&Resorts での5年間、同ホテルグループのグローバルホテル開発戦略、M&A、企業投資を担当。
  • 学歴:トロント大学商学部 学士号取得(カナダ)、コーネル大学ホテル経営学修士号取得(アメリカ)
  • 対応言語:英語、広東語、北京語